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こんにちは、弁理士の宮﨑浩充です。
勇気凛凛ルリの色
浅田 次郎 著
(講談社)
浅田次郎氏の本のご紹介、第2弾です。
前回は、私に活力をくれた本、プリズンホテルをここでご紹介しました。
今回は、これもまた、泣いて笑って、そして明日も頑張ろうと思える「勇気凛凛ルリの色」です。
この本、1冊ではなく4冊のシリーズからなるエッセイ集です。
このエッセイを書くに至った経緯から始まり、著者のこれまでの人生経験や、著者が普段考えていることなど、幅広いテーマについて書かれています。
雑誌に連載されていたのですが、連載途中で著者が直木賞を受賞するくだりが出てきます。
その辺りから、それまでとはうって変わって凄まじく多忙になります。そして、著者が人生の扉を開き、一気に階段を駆け上がっていく雰囲気がよく伝わってきます。
驚くほどの執念を持って、ただ一途に小説家を志し、努力し続けた一人の男の人生がつづられた本です。読者に大いに勇気を与えてくれます。
私の友人の中にも、困難な道を進み続け、人生の扉を開いて生きている人達がいます。
心から尊敬するとともに、良い友人関係が長く続いています。道は異なっても、お互いの存在が励みになっているのだと思っています。
以下、余談。
昨日、とある会合に参加し、プロのクリエイター達のプレゼンテーションを拝見しました。
皆さん、ものごとや現象に対して独特な切り口でアクセスし、コピーやプロモーションを構成されていました。
懇親会で聞くと、その独特な切り口は、天性のセンスも有るのでしょうが、永年の訓練や経験の中で培われ、磨かれているようです。
あるクリエイターは、「全てを注ぎ込んで、心に残る一言というものを生み出します。表現次第で石ころにもなるし、宝石にもなるんです。」と言っておられました。
特許にも当てはまりそうですね。