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こんにちは、弁理士の宮﨑浩充です。
知的財産ファイナンス
小林 卓泰 著
(清文社)
2018年もいよいよ終わりです。
今年はこれまで経験したことがなかった仕事に携わる機会をいただき、たいへんでしたが楽しい一年でした。
標記の書籍は、特許の証券化に絡む案件で調査を行った際に読んだものです。これまで証券化による資金調達に関して業務で扱ったことはなかったもので、基本的な仕組みから勉強する必要がありました。この本のおかげで、随分と理解が進みました。
出版されたのは2004年で、わりと昔の本になるかと思います。信託法が2005年に改正され、受託財産に知的財産権が加わった頃、これを解説する書籍がいくつか出ていたのを記憶していますが、改めて読んでみても、私にはこの本が分かり易く、しかも知りたいことが細部まで解説されていてよかったです。
弁護士の先生が書かれたものなので、法的な問題点や処理がきちんと示されているため、実務の指南書としてたいへん役に立ちました。
商標や著作権に関しては、証券化を含む様々な資金調達の手法が進化してきています。一方、特許権の方はというと、なかなかに難しいようです。
ま、そうでしょうね。
当然のことですが、弁理士としては、やはり強い特許権を依頼者にもたらせるよう、出願時書面の質をブラッシュアップし続けないといけないなと思います。
これからも一年一年を大切にし、腕を磨いていきます。
そして、新たな経験を楽しみながら弁理士として成長し続けていきたいなと思っています。
皆さま、よいお年を。