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新年明けましておめでとうございます。
弁理士の宮﨑浩充です。
民事尋問技術(第4版)
加藤 新太郎
(ぎょうせい)
完全な寝正月を過ごしてしまいました。
夜更かしをした上に、駅伝を見ながらコタツで昼寝する毎日。
よく風邪を引かなかったものです。
さて、そんな怠惰な正月の間に唯一読み耽った本です。
一度はマジメに勉強しておきたかった分野なので、年末年始を利用して一気に読んでしまいました。
司法研修所の元教官達が執筆陣に名を連ねており、深い考察と分かり易い説明で、たいへん面白く、また分かり易いものでした。
基本的には、主尋問を抜かりなくできるよう注意しながら読みました。読みながら、知財事件の場合、何を、どのように、どの程度訊いていくのか想定していました。
物証のウェイトが高いことから、尋問が重要になるような事件は少ないだろう、少なくとも自分には回って来ないだろうと思いながらも、もしそのような事件に巡り会ったときにも、慌てなくてもよいように準備だけはしておこうと思います。
しかし、読んでいて面白いのは反対尋問の解説です。元々日本では成功することが少ないだけに、僅かなチャンスを見逃さずに捉えるための技術・心構えが書かれていました。
一瞬の判断の差が結果を分けることもあるだけに、これについては普段から切磋琢磨しておかないと、どうにもならないという感じです。
こういう普段の業務とはほぼ関係のない分野を知っておくことも、どこかで役に立つかもと思いつつ、楽しんで読めました。
いい正月休みでした。