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こんにちは、弁理士の宮﨑浩充です。
商標法の解説と裁判例(改訂版)
工藤莞司 著
(マスターリンク)
商標の世界ではたいへん高名な先生の著書で、平成27年に出された改訂版です。
同業の先輩に勧められて使ってみました。
商標登録の無効審判事件を受任した際、気になった問題点があったので、その問題点を先輩に聞いてみたところ、その先輩は「たぶん・・・だと思うよ。」と言いながら上記の本を調べてくれました。
あとで読んでみると、しっかりとその問題点に関する解説と判例が書かれていました。
他の書籍も調べてみましたが、サラリと書いてあるか、或いはそもそも触れられてもいないかのどちらかでした。
そんなわけで、上記の本を非常に頼りにしています。
ところでこの本、特許庁の実務の流れに対して、ときには苦言を呈している箇所もありますが、著者は商標の実務を築いてきたような人なので、そういうこともあるでしょう。
私のような弱輩者からすれば、そこまで思考を深めて実務を分析しているということに驚くばかりです。
先日は「新・不正競業訴訟の法理と実務」をここで紹介しましたが、商標系の係争事件を代理する際にはこれら2つの本を頻繁に参照しています。
では特許は?というと、今のところ受任している係争事件が無いのですが、調べるのによく使用するのは「注解 特許法」かな。それと吉藤先生。
古い本ですが、何と言っても試験勉強の頃から使っていた本です。もっとも理解している本ですし、また愛着もあります。
昨日辺りから風邪のため調子が悪い。寒い中、夜中まで飲み歩いたバチが当たったか・・・