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こんにちは、弁理士の宮﨑浩充です。
失敗の本質 日本軍の組織論的研究
戸部良一,寺本義也,鎌田伸一,杉之尾孝生,村井友秀,野中郁次郎
(中央公論新社)
ご存じの方も多いでしょう、名著です。
初版が1991年ですが、未だに書店では帯紙付きで並んでいます。
内容については、あちこちで紹介されていますので、今さら紹介しません。
私が今回この本を取り上げた理由は、内容について語りたかったからではありません。
私はこの本を今年の5月頃に購入しました。以前に図書館で借りて読んだことがありましたが、再び読みたくなったので購入したのです。
帯紙にはこう書かれています。
「都庁は敗戦するわけにはいきません!」「小池百合子都知事、座右の書」
そうなんです。築地問題で百条委員会が開催されたり、オリンピック会場について再考したりして、小池都知事がマスコミにもてはやされていた時期だったのです。
出版社(書店かな?)までも小池都知事の人気に乗っかっていたのがよく分かります。
そして衆議院議員選挙が終わり、結果はあのとおりです。
小池都知事をもてはやしていたマスコミの手のひらの返しようはいつもと同じです。
今日、本屋さんでこの本を見つけました。帯紙は小池都知事のままでした。
節操なく別の誰かに乗り換えているかと思いましたが、そうでもないようでした。
が、私には、この帯紙が以前とは全然違う意味を持っているように思えます。